こんにちは、みくろです。
今回は、宮島未奈先生の衝撃のデビュー作「成瀬は天下を取りにいく」の続編、「成瀬は信じた道をいく」をご紹介いたします。
はじめに
【成瀬 is Baaaaack!!!】
最強で最高の主人公、成瀬が帰ってきました!!!
周りからどう思われるかが気になって、秘密にしていることってありませんか?
今はどうあれ、きっと誰しもが一度は経験してきたことかと思います。
人間はコミュニティの中で生きていくがゆえに、周りから浮いてしまうことを避けるのは至極当然ですよね。
….ただ、あなたはそれで本当にいいのでしょうか?
さぁ、我が道を突き進む成瀬の背中を、全力で追いかけてみましょうか。
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あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!
新潮社より
心に響いた言葉
「先のことはわからないからなんとも言えないが・・・・・・。何になるかより、何をやるかのほうが大事だと思っている」
新潮社「成瀬は信じた道をいく」より
わたしは鳥肌が立つのを感じた。わたしはこれまで何になりたいか訊かれたら、ケーキ屋さんとかお花屋さんとか好きなお店を適当に答えていた。でも、何をやりたいかと考えたら、人を笑顔にしたいとか、別の視点が生まれる。何になるかより、何をやるか。あとでちゃんとノートに書いておこうと思った。
新潮社「成瀬は信じた道をいく」より
成瀬にとってゼゼカラが過去ではないことを確認できた。わたしは絶対緊張するだろうけど、成瀬と一緒ならきっとどこでも大丈夫だ。
新潮社「成瀬は信じた道をいく」より
「どういうわけか、わたしは毎年大吉を引くんだ」
新潮社「成瀬は信じた道をいく」より
感想
【成瀬の200年史を最後まで見届けたい】
今作を読んで、心底そう思いました。
少々ネタバレになるのですが、前作、「成瀬は天下を取りにいく」で成瀬から語られた目標の一つに、「二百歳まで生きる」というものがありました。
「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。二百歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかもしれない」
新潮社「成瀬は天下を取りにいく」より
どうですか?
これが成瀬です。今最も文学界を熱くし、世の読書好きの注目を一気にかっさらっている成瀬です。
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成瀬はどんな時も成瀬のまま。
誰よりもピュアで、誰よりもフラット。
自分が自分であることに誇りを持つことが、これほどまでにかっこよく、人を惹きつけるなんて、成瀬に出会うまで知りませんでした。
「周りからどう思われるか不安だ」
「誰かに何か言われたらどうしよう」
まさに今そんな気持ちの方に告げたい。
「今すぐ、成瀬に出会ってください」
書店に行って成瀬を探してください。ぱぱっと電子書籍で買ってもいいし、通販でもいいです。
とにかく成瀬に出会って欲しい。
多くは語りませんが、彼女の生き様に勇気と元気をもらえることだけは保証しておきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人と人が容易に繋がることができるようになった現代。
インターネットは、人と人との距離感に革命を起こし、「遠方に住んでいるから会えない」という不可能を可能にしました。
その反面、「いつでも誰かと繋がっている気がする」という、負にも捉えられる側面も生み出したことも事実です。
周囲とうまくやっていくことはもちろん大事。
ただ、その為に自分を偽り続けるのはなかなか大変なことです。
そんな時、成瀬を思い出してください。
彼女は個性的で、奇抜で、独特。
だからこそ、一見周りから浮いて見えます。
でも、彼女は誰よりも輝いています。
それはなぜか?
答えは、「彼女は誰に忖度することもなく、彼女が彼女らしく人生を歩んでいるから」。
そんな原石のような彼女の輝きに魅せられた人たちが、彼女の周りには集まってくるのです。
友人は数でもなく、質でもない。年齢も性別も関係ない。
お互いを認め、信じ合えたらそれだけで十分。
あるがままの自分で、思いっきり生きてみましょう。
その時、あなたの横で笑っていてくれる人を大切にできれば、人生は新しい色を加えてさらに輝き始めますから。
ご一読いただきありがとうございました^^
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