【本屋さんのダイアナ / 柚木麻子】すれ違いも遠回りも全て人生のスパイス【あらすじ・感想】

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書評
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あらすじ

私の名は、大穴。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれたー。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。

(「BOOK」データベースより)

印象に残った言葉

誰よりも正しくて、中心がブレることがない大人の女性こそ「お母さん」だ。

こんな風に心にぴたっとくる描写や表現に出会えるから、読書はやめられない。

人生には、待つということがよくあるものです。自分の希望どおりにまっしぐらに進める人はもちろんしあわせだと思いますが、たとえ希望どおりに進めなくても、自分にあたえられた環境のなかでせいいっぱい努力すれば、道はおのずからひらかれるものです。こういう人たちは、順調なコースにのった人たちよりも、人間としての厚みも幅もますように、わたしには思えるのです。

感想

2015本屋大賞ノミネート作品

ちなみに静岡では、静岡書店対象・小説部門の受賞作

2人の女の子を主人公に、それぞれの視点から物語が描かれていきます。

この手法は、誉田哲也さんの武士道シリーズと似ているなぁと。

同じ場面でも、お互いに考えていることは全く違うわけで。

何よりこの作品を読んで最も強烈に感じたのは

女性にこそ読んで欲しい

ということ。

これは、差別的な意味合いは一切なく

世の女性の為に書かれたバイブル

もちろん、男性である私も十分すぎるほどに楽しませてもらいましたが

表現や描写を読み進めるに連れて、それは確信に変わりました。

柚木先生、流石の一言です。

ぜひ一度、読んでみてほしい1冊です。

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