こんにちは、みくろです。
今回は、公園のアニマルライド「カバヒコ」がもたらす奇跡を描いた、青山美智子さんの「リカバリー・カバヒコ」をご紹介いたします。
はじめに
【生きづらさを感じる全ての人たちへ】
人生は山あり谷あり。誰もが大なり小なり悩みを抱えて生きています。
たとえ小さな悩みであっても、それはしっかりと苦しくて、その辛さが当人にとっては全てで。
そんな時に、カバヒコがいるのです。
「大丈夫。君はいつだってリカバリーできるんだから」
優しく背中を押してくれる、陽だまりのような小説がここにあります。
さぁ、早速本書の感想を綴っていきましょう。
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あらすじ
5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。
近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。
アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。
誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。
(光文社より)
心に響いた言葉
「でも順位なんてさ、いつだって、狭い世界でのことだよ」
光文社「リカバリー・カバヒコ」より
消すのと、隠すのは違うのだ。そうやってごまかしても、なかったことになんてならないのだ。
光文社「リカバリー・カバヒコ」より
「褒められたくてがんばるって、それも悪いことじゃないんだけどな。それだけを目標にしてると、褒められなかったときにくじけちゃうだろ」
「ただ褒めてもらえなかったって、それだけのことなのに。誰が何を言ったって、何も言わなくたって、懸命に咲こうとしているその姿には、なんの変わりもないのにさ」
「だから父さんは、ただ愛するんだ。それだけ」