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読書記録

【無数の決断が生み出す無数の四畳半】四畳半神話大系 / 森見登美彦【あらすじ・感想】

やはりこの人の作品は唯一無二。独特な空気感と世界観に圧倒されます。何より、言葉遊びが天才的過ぎて...流石以外の言葉が見当たりません。テンポ良く物語を展開しながらも要所要所できっちり笑わせてくる。恐るべし森見節です。
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【おにぎりの形=祈りの形】生きるぼくら / 原田マハ【あらすじ・感想】

この作品は"再生"の物語。ひきこもりと対人恐怖症の若者2人が、認知症の始まったおばあちゃんと共に田舎で生活を営む。米作りに精を出す彼らの姿を見ていると、ご飯が食べられるということがどれほど尊いことなのか思い知らされます。
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【和菓子が教えてくれる”日本の美しさ”】和菓子のアン / 坂木司【あらすじ・感想】

作品のあらすじにもある通り、めちゃくちゃ和菓子屋さんに行きたくなります。物語を通して、和菓子の奥深さ...特に職人の込めた想いや遊び心、そして日本語の美しさに心惹かれます。和菓子も日本語も、とても繊細なものなんだなぁと再認識。
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【人事を尽くして、天命を待て】夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦【あらすじ・感想】

"森見作品はかなり個性的なので、好みが分かれる" そう伺っていましたが、僕は好き...いや、大好きでした。独特の言い回しと豊富な語彙の応酬に、日本語の奥深さを感じながら、いつの間にか森見さんの世界観に引き込まれていました。
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【家族とは。強さとは。】サマーウォーズ / 岩井恭平(原作:細田守)【あらすじ・感想】

"家族って素敵" 観る度に、読む度にそう思わせてくれる作品。栄おばあちゃんの言葉の一つ一つにはすごく重みがあって、でもすごく温かくて。特に、ラブマシーンと陣内家の激闘は鳥肌もの。何度負けたって立ち上がる彼らの心の強さには、学ぶべきものがたくさんあります。
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【すれ違いも遠回りも全て人生のスパイス】本屋さんのダイアナ / 柚木麻子【あらすじ・感想】

2015年本屋大賞ノミネート作品。2人の女の子を主人公に、それぞれの視点から物語が描かれていきます。同じ場面でも、お互いに考えていることは全く違う。この作品を読んで最も強烈に感じたのは、"女性にこそ読んで欲しい"、ということ。これは、差別的な意味合いは一切なく世の女性の為に書かれたバイブルだ。
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【考えることができるのは頭だけじゃない】明日のマーチ / 石田衣良【あらすじ・感想】

歩く。歩く。歩く。ただひたすらに歩く。「1日だけ」といって始まった4人の足跡は、いつのまにかたくさんの人たちや国を巻き込むムーブメントになっていきます。正直、現実的かどうかで言えば、素直に頷くことはできません。ただ、「歩く」ということにここまでフォーカスをする小説は初めてでした。
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【鍵は小さな勇気】夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え / 水野敬也【あらすじ・感想】

夢をかなえるゾウ、第3弾。ガネーシャはこてこての関西弁を話すゾウの神様。「こんなやつは神様でも何でもない!」...ですが、その裏に隠された真意に気付いた時、「こんなに自分のことを本気で考えてくれる人に出会ったことがあるだろうか?」心からそう思える瞬間が訪れます。
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【全てを手放すことで初めて気付く本当の豊かさ】しあわせのパン / 三島有紀子【あらすじ・感想】

暖かいパンとコーヒー、そしてカフェを営む夫婦の人柄で心をそっと優しくほどいてくれる。そんな作品です。これは、カフェマーニに訪れた、悩める人たちのお話。
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【子供から大人になるとは?答えは歩いた先にある】夜のピクニック / 恩田陸【あらすじ・感想】

歩行祭という、"夜通し歩き続ける行事"を舞台にした青春小説。ただ歩くだけであるのに、登場人物の思惑やアクシデントが混ざり合い、単調さとは無縁の展開に驚きました。子どもから大人になるとは?成人式のようなイベントはあれど、明確な大人と子どものラインはわかりません。
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