【しあわせのパン / 三島有紀子】全てを手放すことで初めて気付く本当の豊かさ【あらすじ・感想】

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書評
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あらすじ

北海道の静かな町・月浦に若い“夫婦”が営むパンカフェがあった。実らぬ恋に未練する女性、出ていった母への思慕から父を避ける少女、生きる希望を失った老夫婦が次々と店を訪れる。彼らを優しく迎えるのは、二人が心を込めて作る温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。

(「BOOK」データベースより)

印象に残った言葉

『かっこわるい自分を知ってる人が、大人だと俺は思います』

『もがいたことのある人間じゃないと、幸せはないと思うんです。もがいてもがいて恥かいて。いいじゃないっすか、香織さん』

『背伸びもせず、萎縮もせず、自分の信じたものを作り続けていきたい』

感想

 暖かいパンとコーヒー、そしてカフェを営む夫婦の人柄で

心をそっと優しくほどいてくれる

そんな作品です。

これは、カフェマーニに訪れた、悩める人たちのお話。

人生には良いこと、悪いことがつきもの。

“波乱万丈の人生”とはよく言いますが、まさに波があっての人生。

「楽しくないな」

そう感じた時に、思い切って行ったことのない場所へ足を運んでみるのはいかがでしょう?

そこには、出会ったことのない人、感じたことのない感性、見たことのない景色、

味わったことのない味…これまでの価値観を覆すような何かがあるかもしれません。

この作品のカフェマーニは、まさにそんな時にふと訪れたくなる場所。

誰が何を言うわけでもない。

ただのんびりと流れていく時間と、暖かな空間を楽しむ。

それが物事を良い方向へ導く最良の方法であることに後から気付く。

心の洗濯をしたい方に、ぜひオススメの1冊です。

※映画化もされているのでそちらもぜひ!(主演:大泉洋原田知世

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