メンタルを強くする為には?
そもそもメンタルの強さとは?
世界一の女子テニスプレーヤー、大坂なおみ選手。
彼女を世界一に導いた名コーチ、サーシャ・バインが書き下ろした1冊。
トップアスリートのメンタルコントロールの術は、ビジネスや日常においても通ずるものがあります。
「前向きに物事を捉えられるようになりたい」
「ぶれない気持ち作りをしたい」
そんな方にオススメの1冊をご紹介いたします。
あらすじ
本書は、大坂なおみを日本人初の全米オープン・全豪オープン連続制覇、
世界ランキングNo.1へと導いた「世界最優秀コーチ」が、
その旅路のすべてを明かしつつ、
あなたの人生を変えるメンタル教本としてまとめた「特別な本」です。
印象に残った言葉
極限のストレスにさらされたときこそ、本来の自分を忘れずに、自分らしく行動すればいい。
まず、自分がなぜ、それをやっているのかを思いだす。
そして、自分の得意なスタイルで勝負すると決断する。無理に背伸びをしたり、自分を偽ったりせずに、最良の自分で押し通すのである。
この二つのメンタルの技術で、ストレスは消えてしまうのだ。
「人間の意志の素晴らしいところは、こうと思ったらすぐに生き方を変えられる点だと思う。問題のありかはわかっているわけだし、意志さえ強く持てば悪い習慣ともすぐ手を切れるはずよ。要は、そういう習慣と手を切りたいと、どのくらい強く思いこむかじゃない」
その言葉は強く心に響いた。それからほどなく、私もこう思うようになったのであるーーー人間は自分の意志一つで何でも、恒久的に、変えられる、と。
強固な意志で行動に踏み切れば、思ったより早く現状を変えられるものである。
そもそも人が何かの仕事に手をつけるのは、それが楽しいから。ところが、仕事に慣れてくると、もっと改良したい、もっといい結果を出したいという欲が生じ、最初にその道に入った動機がいつのまにか見失われて、楽しさを見失ってしまう。
だが、たとえささやかな成功でも、もし存分に祝うことができれば、最初にその道に踏みだしたときの喜びと興奮を維持できるはずだ。人生で成功をおさめる鍵は、「自分の仕事を愛しつづけられるかどうか」にかかっている。
ごくささやかな物にも日頃から感謝することを忘れずに。一度深呼吸して、いまの自分の暮らしをじっくりと見つめ直してみよう。足ることを知らなければ人は永遠に幸せにはなれないだろう。
感想
“メンタルコントロールの極意”
その言葉に尽きます。
日々競争し続けるトップアスリートは、フィジカル管理はもちろん、メンタルコントロールの上手さが半端ではありません。
勝負に勝ち続ける為に何をすべきなのか、理解してとことん実行できるのが彼らの素晴らしい部分の1つではないでしょうか。
ただ、トップアスリートとはいえ、1人の人間です。
勝つこともあれば、負けることもあり、体調や気分の波もあるでしょう。
そんな時に、いかにしていつも通りを保つことが出来るか。
当たり前のことが当たり前にできるように、ありとあらゆる側面からアプローチをかけ、
時には諦めることも必要な要素と捉えられる柔軟な思考を持つこと。
著書内にある数々の言葉やエピソードは、どこか自分の経験にも似たものが
あるかと思います。
だからこそ、心に響くもの・共感するものも多いと感じました。
ぜひ一度読んでみてください。