書評

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読書記録

【スピンオフの最高峰】まほろ駅前番外地 / 三浦しをん【あらすじ・感想】

今作は、登場人物一人一人にフォーカスをおいたスピンオフ。1作目で明かされなかったキャラクターの個性が語られています。スピンオフということで、この作品単体では物語の連続性はありません。ただ、その分さくさく読み進められますし、何より1作目の物語に一気に深みが増します。
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【異端のお仕事小説、ここに開幕】まほろ駅前多田便利軒 / 三浦しをん【あらすじ・感想】

初のまほろ駅前シリーズ。読もう読もうと思っていて、つい後回しにしてしまっていた作品。お仕事小説ではあるけれど、主人公の2人、多田と行天の関係性とかけ合いがまた人間味が溢れていておもしろいのです。ところどころ"ブラック"だというのは、この作品の特徴の一つ。
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【不便だからこそ紡がれる本当の絆】神去なあなあ夜話 / 三浦しをん【あらすじ・感想】

すっかり神去村での生活、そして林業に慣れてきた主人公、勇気の日常を、前作と同様、勇気視点から語られます。前作ほど林業の話は多くなく、どちらかといえば登場人物のあれこれを描く場面が多かった印象。そこを知ることで、一人一人のキャラクターへの愛着がさらに増し、 作品そのものへの印象を強める相乗効果が出たのではないでしょうか。
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【自然と共に、神様と共に生きるとは】神去なあなあ日常 / 三浦しをん【あらすじ・感想】

携帯の電波も届かないような田舎に、突然放り込まれた都会っ子の勇気。最初は脱走を試みるも、林業に従事していくにつれて、少しずつ考えが変わっていく。神事を取り上げ、細かく描かれていく祭り人の姿とその臨場感は流石の一言でした。
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【自転車で山を登って楽しい理由?知りたきゃ登れ】ヒルクライマー / 高千穂遙【あらすじ・感想】

ロードレース、その中でもヒルクライムを題材にした自転車小説。読んでみた結論から先に言います。"息切れするまで全力で自転車に乗りたい...!!!"読後に即自転車乗って、近場の登坂を激走しました(笑)
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【無数の決断が生み出す無数の四畳半】四畳半神話大系 / 森見登美彦【あらすじ・感想】

やはりこの人の作品は唯一無二。独特な空気感と世界観に圧倒されます。何より、言葉遊びが天才的過ぎて...流石以外の言葉が見当たりません。テンポ良く物語を展開しながらも要所要所できっちり笑わせてくる。恐るべし森見節です。
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【おにぎりの形=祈りの形】生きるぼくら / 原田マハ【あらすじ・感想】

この作品は"再生"の物語。ひきこもりと対人恐怖症の若者2人が、認知症の始まったおばあちゃんと共に田舎で生活を営む。米作りに精を出す彼らの姿を見ていると、ご飯が食べられるということがどれほど尊いことなのか思い知らされます。
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【和菓子が教えてくれる”日本の美しさ”】和菓子のアン / 坂木司【あらすじ・感想】

作品のあらすじにもある通り、めちゃくちゃ和菓子屋さんに行きたくなります。物語を通して、和菓子の奥深さ...特に職人の込めた想いや遊び心、そして日本語の美しさに心惹かれます。和菓子も日本語も、とても繊細なものなんだなぁと再認識。
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【人事を尽くして、天命を待て】夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦【あらすじ・感想】

"森見作品はかなり個性的なので、好みが分かれる" そう伺っていましたが、僕は好き...いや、大好きでした。独特の言い回しと豊富な語彙の応酬に、日本語の奥深さを感じながら、いつの間にか森見さんの世界観に引き込まれていました。
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【家族とは。強さとは。】サマーウォーズ / 岩井恭平(原作:細田守)【あらすじ・感想】

"家族って素敵" 観る度に、読む度にそう思わせてくれる作品。栄おばあちゃんの言葉の一つ一つにはすごく重みがあって、でもすごく温かくて。特に、ラブマシーンと陣内家の激闘は鳥肌もの。何度負けたって立ち上がる彼らの心の強さには、学ぶべきものがたくさんあります。
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